しおりの書き出し(エクスポート)

しおりの読み込み(インポート)は、しおり付加作業の大幅な省力化及びPDFの使い勝手の向上という大きな改善効果が期待できます。
それでは、しおりの書き出し(エクスポート)にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
すでにしおりが付加されているPDFをアクロバットで閲覧する場合には、敢えてしおりをテキストデータ等へ書き出すメリットはあまり無さそうです。
しかし、PDFがWebサーバー等に格納されていて、ネット経由でPDFのしおりへリンクしたい場合は、あらかじめしおりをテキストデータ等に書き出しておいて、ハイパーリンク設定を施して該当のしおりページへリンクする方法が考えられます。
HTMLからPDFのしおりページへリンクするには、しおり名とページ番号が必要になります。
しおり名とページ番号を書き出す方法は、「JUST PDF3(高度編集)」のエクスポートが便利です。
一旦、しおりページはPDFへ書き出されますが、後からエクセルの関数を用いてHTML用にタグ付けを行います。
この部分のワークフローは若干煩雑なので、もう少し改良を加える必要があります。
このように、しおりのインポートとエクスポートを行うことにより、PDFの活用の幅がさらに広がり、新たなサービスの提供へと繋がる可能性があるように思います。
実際に、PDFのしおりから作成したハイパーリンクの例です。
以下のリンク先は、PDFのしおりへダイレクトにハイパーリンクしています。

Total Documentation Solution ….. P1
ローカリゼーションDTP ….. P2
InDesign/FrameMaker DTP ….. P3
デザイン系DTP ….. P5
翻訳 ….. P6